トミカショップオリジナル トヨタ GR スープラ レビュー|深緑でキメる“ショップ限定のニクいモデル”

グリーン×黒エアロ、ドアに「TOMICASHOP」。棚に置くと「俺が主役ね?」って主張してくるやつ。
はじめに
まず色がズルい。深いメタリックグリーンが光を拾って、ボディの面がスルスル動く。黒のフロントリップやサイドスカートで足元を引き締め、ドアの「TOMICASHOP」ロゴで“限定カード”をサラッと切ってくる。派手じゃない、でも一瞬で目線を持っていくタイプ。
車種の解説
現行GRスープラはA90/A91型。2019年に名前が復活し、トヨタとBMWの共同開発でZ4の兄弟ポジション。レイアウトは伝統のFR、ロングノーズ&ショートデッキの2シーターで、見た目どおり走りの基本はしっかりスポーツ寄り。エンジンは看板の直6ターボに加えて、地域や年式によって直4ターボも設定。トランスミッションは8速ATが中心で、のちに6速MTも追加された。GR(Gazoo Racing)が足まわりや制御を煮詰め、アクティブディフや可変ダンパーを備えるグレードも用意。要するに、スープラらしい“直6×FR”の気持ちよさを、現代の電子制御でグッと磨き上げた車だ。
フロント


薄いヘッドライトの銀タンポがキリッと目を作り、中央のトヨタエンブレムが小粒でも効く。開口部は黒+メッシュで“吸気してます感”が出ていて、黒いリップが地面をギュッと掴む。正面から見ると“低い・広い・強い”の三拍子が素直に出る。
リア


細長いテールが左右に伸びて、中央にはトヨタマーク、そして小さく“Supra”の筆記体。右下にGRロゴ。バンパーは黒で分厚く、ディフューザー形状も見どころ。さすがにマフラーは開口されていないが、リアフェンダーの張りがドンと出て「後ろ姿で語れる」一台になっている。
サイド

ドア周りの抑揚、リアフェンダーの盛り上がり、サイドシルの抉りが実写の特徴を良く捉えている。グリーンが面の動きを綺麗に見せて、ロゴはワンポイントで限定感を告げる。艶消し寄りの黒スカートが下支えして、姿勢が低く見えるのも良い。ホイールはブラック+シルバーリムの定番で、余計な主張をせず“走りの気配”を残す。
トップ&ボトム


上から見ると、ルーフ~リアの流れが滑らかで、キャビンがギュッと詰まったスポーツクーペのプロポーションが一目で分かる。シャーシは樹脂で、配管やディフューザー形状のモールドもきっちり入っており、このモデルに対するこだわりが見て取れる。
スケール・ギミック
- スケール:1/60
- ギミック:サスペンション
発売情報
- 商品名:トミカショップオリジナル トヨタ GR スープラ
- 発売日(日本):2024年2月
- 価格:880円
- 販売形態:トミカショップ限定
ここが推し!
- 濃いめグリーン×黒エアロの“夜でも映える”配色
- うねる面をしっかり拾ったボディ造形、横からの説得力が強い
- ロゴの入れ方が上品で、限定感をサクッと伝える
おわりに

スーパーカーみたいに「見て見て!」じゃないのに、気づくと手が伸びるんですよね。色で引き寄せ、造形で納得させ、ロゴでトドメを刺す。GRスープラはトミカプレミアムでも発売されており、さすがに造形・ドア開閉の有無等で勝てる事はない。でも、せっかく通常トミカの横に並べるなら同じ様なクオリティの方が統一感が出て良いと思う。よそはよそ、うちはうちですよ(笑)しかも、こっちはショップオリジナルだぞっ!あっ、プレミアムさんお疲れ様です、、、
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