トミカリミテッドヴィンテージ LV-206b トヨペット クラウンカスタム レビュー|「いつかはクラウン」の夢、机上で叶う。

「大人のためのトミカ」、トミカリミテッドヴィンテージ(TLV)。 今回ご紹介するのは、昭和の高級車を象徴する一台、「トヨペット クラウンカスタム(67年式)」です。派手なスポーツカーもいいですが、一周回ってこういう「渋いワゴン」に惹かれるようになったら、あなたも立派な大人(沼の住人)です。 デスクに置くだけで、そこが昭和の重役室に変わるような、品格あふれる一台をレビューします。
はじめに
このモデルは、1962年に登場した2代目クラウン(S40系)の後期型にあたる、1967年式の「クラウンカスタム」を再現したものです。 当時、商用バンは「マスターライン」と呼ばれていましたが、乗用登録のワゴンは「クラウンカスタム」として区別されていました。 つまり、これは荷物を運ぶためだけの車ではなく、「荷物も積める高級車」という贅沢なポジション。 現代でいうところの高級SUVやクロスオーバーの先駆けと言えるかもしれません。
車種の解説
2代目クラウンは、日本の自動車史に残る名車の一つ。 特にこの後期型は、直列6気筒エンジン(M型)の搭載を見据えてフロントノーズが延長されており、伸びやかなプロポーションが特徴です。 TLVでは、その優雅なボディラインを1/64スケールで忠実に再現。 「日本の美」を感じさせるデザインは、半世紀以上経った今でも色褪せることがありません。
フロント


丸目4灯のヘッドライトと、横に広がるフロントグリル。 これぞ「クラウン」の顔です。 グリルの格子一本一本までシャープに造形されており、中央の「王冠」エンブレムもしっかりと確認できます。 バンパーのメッキ表現も美しく、安っぽいギラつきではなく、重厚な輝きを放っています。 そして、見てください、この深みのあるグレーメタリック。 ボンネットのプレスラインも繊細で、光の当たり方で表情を変えるのがまた憎い。
リア


この車のハイライトの一つが、このリアビューです。 横長のテールランプは、当時のアメ車の影響を感じさせつつも、日本車らしい繊細さがあります。 そして、この色気あるデザインがなんともたまりません。リアバンパーの下から覗く細いマフラーは、当時の高級車の奥ゆかしさを物語っています。また、「TOYOPET」や「Crown Custom」のエンブレムも、肉眼では限界に近い細かさでタンポ印刷されています。
サイド

伸びやかでフラットなルーフライン! ワゴンボディならではの、「間延び」ギリギリの優雅さがたまりません。 グレーメタリックの塗装は、粒子の細かいメタリックが使われており、実車の塗装の質感を思わせます。 ホイールキャップの形状も細かく再現されており、タイヤのホワイトリボンがクラシックな雰囲気を一層引き立てています。 ドアハンドルのシルバー塗装も、ズレなくビシッと決まっていて気持ちいいですね。
トップ&ボトム


上から見ると、ルーフに入った補強用のリブ(溝)が確認できます。 シャーシ裏はプラスチック製ですが、フレーム構造やサスペンション、プロペラシャフトなどが立体的にモールドされています。 スペアタイヤの収納スペースの膨らみまで再現されているのには驚きました。
スケール・ギミック
- スケール:1/64
- ギミック:サスペンション
発売情報
- 製品名:トミカリミテッドヴィンテージ LV-206b トヨペット クラウンカスタム 67年式
- 発売時期:2025年9月
ここが推し!
- 大人のボディカラー:渋いグレーメタリックは、派手さはないけれど飽きが来ない。
- ホワイトリボンタイヤ:一気に60年代の空気が漂います。足元のお洒落は重要です。
- 塗装と造形の精密さ:さすが、TLVと言わざるを得ません。
おわりに

TLVシリーズなので、ドア開閉などの派手なギミックはありません。 その代わり、プロポーションの崩れは皆無。 「動かして遊ぶ」のではなく、「眺めて愛でる」ためのモデルです。 ゆったりとした時間、上質な空間、そして所有する喜び。 そんな「大人の余裕」を、手のひらサイズで感じることができます。 仕事で疲れた時、ふとこのクラウンを眺めれば、「まあ、焦らず行こうか」と肩の力が抜けるかもしれません。 本物を維持するのは大変ですが、これなら維持費ゼロでガレージ(机)に収まりますよ。
では、今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。
