Hot Wheels FORD CAPRI Gr.5 レビュー|「羊の皮を被った狼」どころじゃない。もはや「狼の皮を被った恐竜」レベルの怪物マシン

「昔のレースカーって、箱車に無理やりフェンダー付けた感じがたまらないよね」 そんな会話で盛り上がれる方に、ぜひ見せたい一台があります。 ホットウィール カーカルチャー「Race Day」シリーズから登場した、「FORD CAPRI Gr.5」。 ベースは欧州フォードのスペシャリティカー「カプリ」ですが、中身は別物。 「速く走るためなら、形なんてどうでもいい(良くないけど)」と言わんばかりの、グループ5マシンの狂気を1/64で味わってみましょう。
はじめに
このモデルは、ドイツツーリングカー選手権(DRM)などで活躍した「ザクスピード・カプリ」をモチーフにしています。 当時のグループ5規定、通称「シルエットフォーミュラ」は、市販車の面影(シルエット)さえ残していれば、中身は大幅な改造が許されていました。 その結果生まれたのが、このフェンダーお化けのようなマシンたち。 ホットウィールは、そんな時代の熱気を、現代の技術で見事に再現しています。 手に取ると、「重っ!」と思わず声が出るほどの金属感も魅力です。
車種の解説
フォード・カプリは「欧州のマスタング」とも呼ばれた人気車ですが、このGr.5仕様は完全にレーシングモンスター。 コスワース製エンジンを搭載し、巨大なターボで武装。 地を這うような車高と、空気を切り裂くエアロパーツで、ポルシェ935などの強豪と激しいバトルを繰り広げました。 今回のモデルは、爽やかなホワイト×ブルーの「フォード・モータースポーツ」カラー。 一見清潔感がありますが、そのボディワークは凶悪そのものです。
フロント


「Team Ford」のロゴが誇らしげなフロントスポイラーの突き出し具合がたまりません 。 ヘッドライトはクリアパーツではありませんが、奥行きを感じさせる造形で再現されています。 ボンネットのエアアウトレットや、フェンダー上のルーバーなど、熱対策に必死だった当時のエンジニアの苦労が偲ばれます。
リア


巨大なリアウイングは「ダウンフォースこそ正義」という当時の思想が具現化されています。 翼端板の「Ford」ロゴがまたカッコいい。 リアバンパー周りは大胆にカットされ、ディフューザーが剥き出しに。 テールランプの塗り分けも細かく、抜かりありません。内部にはロールバーの造形があり、助手席はありません。
サイド

サイドビューで注目すべきは、やはりフェンダーの張り出しです。 ドアのラインから急激に広がるブリスターフェンダーは、まるで別の車が合体したかのよう。 ゼッケン「1」のシンプルさが、ワークスマシンの凄みを増しています。 そして、足元を支えるのはゴールド(ブロンズ系)のメッシュホイール。 ホワイトボディとの相性が抜群で、当時のレースカーのトレンドをしっかり押さえています。 ゴム製タイヤ(リアルライダー)の肉厚な感じも、この時代の車にはよく似合います。
トップ&ボトム


上から見ると、フェンダーがいかに巨大かが一目瞭然。 「元の車幅、どこいった?」とツッコミたくなります。 シャーシ裏はメタル製で、ドライブシャフトやサイド出しのマフラーの一部がモールドされています。黒塗りのメタルシャーシが、ボディの白さを引き立てていますね。
スケール・ギミック
- スケール:1/64
- ギミック:なし
発売情報
- 製品名:Hot Wheels Car Culture Race Day – FORD CAPRI Gr.5
- 型番:HKC58
- シリーズ:Car Culture Race Day (2023年)
- 発売日:2023年10月
ここが推し!
- シルエットフォーミュラー:カクカクしたボディに無骨なエアロが最高
- ホワイト × ブルー:ホワイトのメインカラーにブルーの色合いが爽やかでカッコ良い
- 圧倒的なワイド&ロー:トミカの隣に置くと、その異様な幅広さに驚きます
おわりに

Hot Wheels「FORD CAPRI Gr.5」は、かつてサーキットに君臨した「怪物」を、手のひらサイズで飼いならすことができる一台です。 「速けりゃ偉いんだよ!」という、当時の荒々しいエネルギーが詰まっています。 やっぱり、シルエットフォーミュラー系は本当にカッコよくて好きだなぁと実感できるモデルでした。もし友人が「何かおすすめのミニカーない?」と聞いてきたら、そっとこのカプリを差し出してみてください。 きっと、少年の頃のような笑顔を取り戻してくれるはずです。
では、今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。
