Hot Wheels VOLKSWAGEN T1 PANEL BUS レビュー|レトロなターコイズが映える!70年代の西海岸へタイムスリップ

「お洒落なバンライフ、憧れない?」 そんな会話のきっかけになりそうなのが、このホットウィール。 ブールバードシリーズの「VOLKSWAGEN T1 PANEL BUS」です。 絶妙なターコイズグリーンのボディに、レトロなストライプ。 ただそこに置いてあるだけで、部屋の空気がカリフォルニアの風に変わるような(気がする)、雰囲気満点の一台をレビューします。
はじめに
このモデルは、大人のコレクター向けライン「ホットウィール ブールバード」シリーズとして登場しました。 ベースとなっているのは、ワーゲンバスの愛称で親しまれる「タイプ1(T1)」のパネルバン仕様。 窓のない商用モデルですが、それがかえってカスタムベースとして人気を博しました。 今回のモデルは、当時のサーファーたちが愛したスタイルを、現代のクオリティで蘇らせたような一台です。
車種の解説
実車の「フォルクスワーゲン タイプ2(T1)」は、ビートル(タイプ1)に次ぐモデルとして1950年に登場しました。 ビートルのシャシーや空冷水平対向4気筒エンジンを流用し、リアエンジン・リアドライブ(RR)レイアウトを採用した、画期的なワンボックスカーです。 本来はパン屋さんや電気屋さんが使う「働く車」でしたが、その広い荷室はサーフボードを積んで車中泊をするのにうってつけでした。 安くて丈夫で、荷物がたくさん積める。この実用性の高さが、結果として若者文化やサーフカルチャーの象徴となっていったのです。
フロント


大きなVWエンブレムと、V字のプレスライン。これぞワーゲンバスの顔です。 注目すべきは、このボディカラー。 単純な緑色ではなく、少し緑を含んだターコイズブルー(あるいはミントグリーン)のような、深みのある色合いです。 そこに鮮やかなレインボーカラーのストライプが走り、ホワイトのバンパーが全体を引き締めています。 ヘッドライトやウインカーの塗り分けも丁寧で、表情が豊かですね。真正面からの顔はもはやアイコンと化しています。
リア


後ろ姿は小さなテールランプと、エンジンフードのスリット・開閉用の蝶番までしっかりと造形されています。 そして、このモデルの隠れた主役とも言えるのがナンバープレート。 「SRFSUP(Surf’s Up / 波が来たぞ!)」の文字が印刷されています。 「仕事してる場合じゃない、海だ!」というメッセージが聞こえてきそうです。
サイド

パネルバス最大の特徴である、窓のないフラットなサイド面。 ここにボディを一周するストライプが描かれています。 この黄色・オレンジ・赤・青のラインが、ターコイズのボディに映えること! 70年代のサーフブランドや、当時のレコードジャケットを思わせるグラフィックです。 足元はクロームメッキの5スポークホイールで、深リムの輝きが太陽の下で映えそうです。
トップ&ボトム


ルーフはホワイトではなくボディ同色ですが、ツルッとした丸みが強調されていて可愛らしいです。 シャーシはバンパーと一体型。この白色がボディカラーと良くマッチしています。 もちろんプレミアムラインなので、メタル製シャーシの重量感は健在です。
スケール・ギミック
- スケール:1/64
- ギミック:なし
発売情報
- 製品名:Hot Wheels Boulevard – Volkswagen T1 Panel Bus
- 型番:HKF18
- シリーズ:Hot Wheels Boulevard
- 発売時期:2023年7月
ここが推し!
- 絶妙なターコイズカラー:ただの青でも緑でもない、ヴィンテージ感あふれる色味。写真映え間違いなしです。
- 「SRFSUP」のナンバー:小さな文字に込められた、遊び心たっぷりのメッセージ。
おわりに

Hot Wheels「VOLKSWAGEN T1 PANEL BUS」は、所有者の心に「ゆとり」をもたらしてくれるような一台です。 忙しい日々に追われている時こそ、この陽気なバスを眺めてみてください。 「まあ、いっか。波乗りでも行くか(行けないけど)」と、心が少し軽くなるはずです。 もし友人が仕事で煮詰まっていたら、このバスをプレゼントして「心の中で旅に出よう」と伝えてみてはいかがでしょうか。 きっと、最高の相棒になってくれるはずですよ。
では、今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。
