Hot Wheels ASTON MARTIN VALHALLA CONCEPT レビュー|ボンドカーにも採用された、名前からして神々しいハイパーカー

「このボンドカー、何だか知ってる?」 そんな会話の切り出しにぴったりなのが、今回ご紹介するホットウィール、「ASTON MARTIN VALHALLA CONCEPT」です。 映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも登場したこの車、名前は北欧神話の「戦士の館(ヴァルハラ)」に由来します。 名前負けしない神々しいデザインと、コンセプトカーならではの未来感をレビューしていきます。
はじめに
ヴァルハラは、アストンマーティンがレッドブル・レーシングと共同開発したハイパーカーです。 実車はV8ツインターボエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載し、システム出力は1000馬力越えとも言われています。 そんなスーパーカーのコンセプトモデルを詳しく見ていきましょう!
車種の解説
アストンマーティンの伝統である「V」で始まる名前を持つヴァルハラ。 究極の空力性能を追求したボディは、もはや「走る」というより「空気を切り裂く」ための形状。 コンセプトモデルとしての登場でしたが、映画への出演で一気に知名度を上げました。 ただ、劇中ではあくまで「背景」的な登場で、派手なカーチェイスをしなかったのが少し残念…(そこはDB5にお任せということで)。 ホットウィールでは、そんな流麗なスタイリングを忠実に再現しています。
フロント


低く、広く、そして滑らか。 フロントノーズの低さは、さすがハイパーカーといったところ。 ヘッドライトはプリントで表現されていますが、独特の形状がしっかり再現されています。 ボンネットのダクトや、フロントスプリッターの複雑な形状も、1/64スケールながら健闘しています。 アストンマーティンのエンブレムも極小サイズでプリントされています。
リア


この車の一番の見どころは、やはりこのリアビューでしょう。 大胆に肉抜きされたリアディフューザーと、上方に配置されたエキゾーストパイプ(トップ排気!)。 「後ろに付いたら燃やされるな」と本能が告げるデザインです。 テールランプはメッシュ状のディテールの上に再現されており、コンセプトカーらしい未来的な雰囲気を醸し出しています。 リアウィングはなく、ボディと一体化したスポイラー形状が、空力へのこだわりを感じさせます。
サイド

サイドから見ると、キャビン(居住空間)がいかに前方に配置されているかがわかります。 まさにミッドシップ・レイアウトの黄金比。 ドア後方のエアインテークの造形も深く、複雑な形状が再現されています。 ホイールは黒の多スポークタイプ(リアルライダー)で、引き締まった足元を演出。 赤いボディカラーと黒いルーフのコントラストも美しく、実車の雰囲気を彷彿とさせます。
トップ&ボトム


上から見ると、涙滴型(ティアドロップ)のキャビン形状がよくわかります。 ルーフはブラックアウトされていますが、よく見るとカーボン柄のようなテクスチャ……も見えるような気がしますが、ほぼツルッとした塗装。 エンジンフード周りの造形も細かく、リアガラス越しにエンジンが見えそうな(見えませんが)期待感を抱かせます。 シャーシは金属製でフラットになっています。
スケール・ギミック
- スケール:1/64
- ギミック:なし
発売情報
- 製品名:Hot Wheels EXOTIC Envy ASTON MARTIN VALHALLA CONCEPT
- シリーズ:EXOTIC Envy
- 発売時期:2021年7月
ここが推し!
- 未来を感じるデザイン:これが市販車になる(なった)というのが信じられないほどのコンセプトカー感。
- トップ排気のロマン:リアの上の方からマフラーが出ているだけで、スーパーカー好きは興奮します。
- ボンドカーという付加価値:映画ファンなら、とりあえず持っておきたい一台。
おわりに

Hot Wheels「ASTON MARTIN VALHALLA CONCEPT」は、アストンマーティンの伝統と未来が融合した一台でしたが、色味が赤というよりもあずき色に近いのが少しだけ残念。せっかくならスーパーカーらしい、派手な色味だったらもっと良かったのになとは思います。とは言え、スーパーカー好きなら1台はあっても損にはならないはず。見かけた際には、一度手に取ってもらえればと思います。
では、今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。
