トミカイベントモデル No.5 ポルシェ 356 スピードスター

トミカ ポルシェ 356 TOMICA

トミカイベントモデル No.5 ポルシェ 356 スピードスター レビュー|Special Modelな青いポルシェのご先祖様

「ポルシェって、昔はもっと可愛かったんだよ」 そんな話をしながら見せたいのが、このトミカ。 トミカ博などのイベント会場で限定販売されていた「スペシャルモデル No.5 ポルシェ 356 スピードスター」です。 鮮やかなメタリックブルーのボディに、サイドにデカデカと書かれた「Special Model」の筆記体。その愛くるしいフォルムは必見です。

はじめに

このモデルは、トミカイベントモデル(TEM)の「No.5」として販売されていたものです。 ベースとなっているのは、トミカ外国車シリーズの「No.F9 ポルシェ 356 スピードスター」。 金型自体はかなり古いものですが、その分、現代のトミカにはない「温かみ」や「大らかな造形」が楽しめます。 ブルーのボディにタン(薄茶色)の内装という組み合わせは、クラシックオープンカーの王道。そんなモデルをレビューしていきます!

実車の解説

ポルシェ 356は、言わずと知れたポルシェ初の量産車。 中でも1954年に登場した「スピードスター」は、アメリカ市場向けに装備を簡素化し、低いフロントウィンドウを採用したスパルタンなモデルです。 あのジェームズ・ディーンも愛した車として有名ですね。 「カエル」と形容されるポルシェのデザインアイコンは、この車から始まりました。 丸くて、小さくて、速い。まさにポルシェの原点です。

フロント

トミカ ポルシェ 356
トミカ ポルシェ 356

愛嬌たっぷりの丸目ヘッドライトと、つるんとしたボンネット。 現代のGT3のような殺気はゼロ。「僕、速くないよ?」と言いたげな顔ですが、軽量ボディでキビキビ走るのがこの車の真骨頂です。 バンパーのオーバーライダー(縦の棒)も再現されており、クラシックカーらしいディテールが良い味を出しています。 メッキパーツのヘッドライトが、つぶらな瞳のようで可愛らしいですね。

リア

トミカ ポルシェ 356
トミカ ポルシェ 356

お尻下がりの「なで肩」ラインが美しいリアビュー。 エンジンフードのルーバー(放熱口)や、小さなテールランプがモールド+赤色の印刷で表現されています。 「PORSCHE」や「356」のエンブレム類はタンポ印刷されていませんが、 この「ヌルッ」とした丸みは、ずっと愛でていたくなる中毒性があります。

サイド

トミカ ポルシェ 356

このモデル最大の特徴が、サイドに大きく描かれた「Special Model」の文字。 まるでアメリカのダイナーの看板のような、レトロで流麗なフォントですがクラシックなボディラインとマッチしています。 ホイールはトミカ標準のデザインですが、この時代の車には違和感なく溶け込んでいます。

トップ&ボトム

トミカ ポルシェ 356
トミカ ポルシェ 356

オープンカーなので、内装がバッチリ見えます。 シートの色は、キャラメルのような美味しそうなタンカラー。 ブルーのボディとのコントラストが最高にお洒落です。 ハンドルなどの造形はシンプルですが、それがかえってレトロな雰囲気を醸し出しています。 シャーシ裏を見ると、「NO.F9」「PORSCHE 356 SPEEDSTER」の文字。

スケール・ギミック

  • スケール:1/59
  • ギミック:サスペンション

発売情報

  • 製品名:トミカイベントモデル No.5 ポルシェ 356 スピードスター
  • 発売時期:2001年7月
  • シリーズ:トミカイベントモデル

ここが推し!

  • 王道のカラーリング:ブルー×タン内装は、オープンカーの鉄板。誰が見ても「お洒落」と認める配色です。
  • 丸いお尻:このリアの曲面は、眺めているだけで心が洗われます。精神安定剤です。

おわりに

トミカ ポルシェ 356

トミカイベントモデルの「ポルシェ 356 スピードスター」は、速さを競うだけが車じゃないことを教えてくれる、癒やし系の一台です。 最新のポルシェもカッコいいですが、休日に乗るなら断然こっち。可愛くもカッコ良いポルシェを眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごす、、、なんて日もたまにはいかがでしょうか?
では、本日はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました