タカラトミーモールオリジナル ランボルギーニ カウンタック LP400 レビュー｜青い稲妻！幻のスーパーカーを手に入れた話
「スーパーカーといえば赤か黄色でしょ？」 そんな固定観念を覆す、一台を紹介させてください。 タカラトミーモールオリジナルのランボルギーニ カウンタック LP400。 しかもこれ、非売品モデルなんです。 鮮やかなブルーに身を包んだカウンタックは、まさに「青い稲妻」。 コレクター魂をくすぐるこの一台を、じっくりレビューしていきます。
はじめに
このモデルは、2015年11月にタカラトミーの公式通販サイト「タカラトミーモール」にて、対象商品を3,000円以上購入した際にプレゼントされた非売品です。 ベースとなっているのは、通常のトミカシリーズ（No.F50やイベントモデルなどで使われる金型）に近い造形ですが、新規金型仕様。 通常品にはない「ブルー」のボディカラーが、カウンタックの鋭利なデザインをより一層引き立てています。
実車の解説
1974年に登場したランボルギーニ カウンタック LP400。 マルチェロ・ガンディーニによるウェッジシェイプ（くさび型）のデザインは、未来から来た宇宙船のようでした。 V12エンジンを縦置きミッドシップ、最高速度300km/h（公称）を叩き出すモンスターマシン。 「LP400」は初期モデルにあたり、オーバーフェンダーのないナローなボディと、ルーフの「ペリスコピオ（潜望鏡）」と呼ばれる窪みが特徴です。 スーパーカーブームの主役であり、今なお色褪せない永遠のアイコンです。
フロント
極限まで低く抑えられたノーズ。 リトラクタブル・ヘッドライトは閉じた状態で再現されており、空気抵抗を切り裂くような鋭さが際立っています。 ボンネットのランボルギーニエンブレム（ファイティングブル）も、極小サイズながらしっかりとタンポ印刷されています。 ブルーのメタリック塗装は粒子が細かく、光の当たり方で様々な表情を見せてくれます。
リア
カウンタックの特徴である、切り立ったリアエンド。 4本出しのマフラーと、メカニカルなリアガーニッシュがモールドで再現されています。 テールランプは赤く塗り分けられており、ブルーのボディとの対比が美しいですね。 リアウイングのないスッキリとしたデザインは、LP400ならではの魅力。 「余計なものは要らない」というデザイナーの美学を感じます。
サイド
フロントからリアにかけて一直線に伸びるラインは、自動車デザインの極致と言えるでしょう。 ドア後方のエアインテーク（NACAダクト）は黒く塗装されており、引き締まった印象を与えています。 リアのホイールアーチは単純な円形ではなく、一部直線的なデザインを取り入れているのも大きな特徴です。その特徴的なアーチに収まるのはお馴染みのタイヤですが、そこがトミカらしくて個人的には大好きです！
トップ＆ボトム
上から見ると、ルーフにある「ペリスコピオ」用の窪みが確認できます。 これは初期型LP400だけの特徴で、ルームミラー越しの後方視界を確保するために設けられたもの（実際にはあまり役に立たなかったそうですが）。 シャーシ裏は樹脂製で、「Lamborghini Countach LP400」の刻印があります。
スケール・ギミック
- スケール：1/61
- ギミック：サスペンション・エンジンフード開閉
エンジンフードが開閉し、V12エンジンの造形を見る事ができます！
発売情報
- 製品名：タカラトミーモールオリジナル ランボルギーニ カウンタック LP400
- 入手時期：2015年11月（キャンペーン期間中）
- 入手条件：タカラトミーモールにて3,000円以上購入
- シリーズ：タカラトミーモール限定
ここが推し！
- ボディカラー：カウンタックといえば赤や黄色が定番ですが、このメタリックブルーは大人の色気があります。
- エンジンフード開閉：特徴的なエンジンを拝める機構があるのが単純に嬉しい。
- LP400の純粋な美しさ：エアロパーツで武装した後のモデル（LP500Sなど）も良いですが、オリジナルのシンプルな美しさは別格です。
おわりに
タカラトミーモールオリジナルの「ランボルギーニ カウンタック LP400」は、スーパーカーの王道をあえて「青」で表現した一台でした。ホットウィール等のカスタムされた見た目のミニカーももちろんカッコ良いですが、プレーンなカッコ良さを眺める事ができるのもトミカの良さだと思います。スーパーカー好きにはたまらないカウンタック、どこかで見かけた際には是非一度手にとってみてください。
では、今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。
