トミカプレミアム unlimited ソニックセイバー レビュー｜「行け！ソニックセイバー！」と叫んでもモーターは無い。だが、それがいい。

はじめに

「トミカプレミアム unlimited」……このトミカは、我々のかつての「夢」と現在の「財力」を試す、タカラトミーからの果たし状です。 今回レビューするのは、アニメ『爆走兄弟レッツ＆ゴー!!』の主人公の一人、星馬烈の愛機「ソニックセイバー」。 そう、あの赤・緑・白のイタリアンカラーを纏った、コーナリング自慢の彼です。 あの頃、必死に肉抜きし、ローラーセッティングに悩んだ日々が蘇ります。「マグナムよりソニック派だった」という、堅実かつテクニカルなあなたにこそ、この一台を捧げます。

車種の解説

ソニックセイバーは、星馬兄弟の「兄」、星馬烈のマシン。 弟・豪の「マグナムセイバー」が直線番長（脳筋とも言う）なのに対し、兄・烈のソニックはコーナリングを重視したテクニカルマシン。 「コーナーで差をつけろ！」と言わんばかりの安定フォルムが特徴です。 ちなみにこのマシン、アニメではよく壁を走っていました。それを再現しようとすると、壁紙が大変なことになるので我慢しましょう。

フロント

これぞフルカウルミニ四駆！と言わしめる、タイヤをすっぽり覆うカウルがたまりません。 イエローのヘッドライトが睨みを利かせ、ボンネット中央には「FULLY COWLED MINI 4WD」の誇らしげな文字と、烈の「烈」の字が輝きます。 そして、フロントバンパーの青いガイドローラー！ そう、これです。この配色が当時を思い起こさせます。

リア

リアの主役は、なんといっても巨大なリアウイング。 ウイングの翼端板が緑色なのも、ちゃんと原作をリスペクトしていて泣かせますね。 後輪の間から覗く緑色のギアボックスとボディの固定パーツ！このあたりも再現されている所が嬉しい所。

サイド

白をベースに、赤と緑のラインが走る、お馴染みのセイバーカラー。 サイドにはゼッケン「1」がプリントされています。 ホイールは原作通りの黄緑色。 タイヤがゴム製ではないのはご愛嬌ですが、このカッチリとしたダイキャストの質感が「プレミアム」の証。 床で転がして「ソニックハリケーン！」と叫んでも、残念ながら竜巻は起きません。大人になりましたからね。

トップ＆ボトム

上から見ると、空気抵抗を極限まで減らそうとした（であろう）滑らかなボディラインがよくわかります。 ウィングにはしっかりと、「SONIC Saber」のロゴがデカデカとプリントされており、所有欲をこれでもかと満たしてくれます。 リアのローラーはボディと一体になっているので回転はしません。そして裏面。ブラックセイバーの時もレビューしましたが、ここが一番の「エモ」ポイント！ON/OFFとモールドされたスイッチにモーターカバーの固定部がシャーシにチラ見え！

スケール・ギミック

• スケール：記載なし
• ギミック：フロントガイドローラー回転

発売情報

• 製品名：トミカプレミアム unlimited ソニックセイバー
• 発売日：2024年3月
• シリーズ：トミカプレミアム unlimited

ここが推し！

• トミカのシャーシに「TAMIYA」の文字。これだけでお酒が飲めます。
• 回るガイドローラーにシャーシ裏の再現度高し！
• 手に収まるサイズのミニ四駆

おわりに

トミカプレミアム unlimited ソニックセイバーは、ただのミニカーではありません。 これは、我々が『コロコロコミック』を握りしめ、お小遣いをパーツ代に溶かしたあの頃への「タイムマシン」です。 「マグナムセイバー」を並べたくなりますが、そこは大人なのでグッと我慢、、、する必要なく両方買いましょう（笑）かつてトルクチューン派だった方もレブチューン派の皆様もぜひ手に取ってみてください！
では今回はこの辺で、、、何かの参考になれば幸いです。